税務会計三直線

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国債、円、株の暴落は避けられない!

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 「マネー避難」 藤巻健史
 
 氏はこの著書の中で、日本は震災の前後で経済が断絶した、
今までにない違う日本経済になる
、と予言し、
 
 国債の暴落、インフレ、円安の世界が新日本の世界である
と述べています。
 
 国債が暴落する理由として、
 
1、金融機関は復興資金の需要で国債購入に回す資金がなくなった、
 
2、日本国債は日本人が95%持っていても危険、その理由は
  先物取引があるから、
 
3、国債の<日銀引き受け>は禁じ手であるが、この税収不足の
  折、復興資金の捻出はもはや、日銀引き受けしかない、

 日銀引き受けは当然、インフレを招きます。
 
 外国の信頼も薄れることでしょう。
 
 現在は復興資金手当ての為、保険会社も企業も外国にある資産
を売却して円に換えているので円高に振れているが、その後は、
 
1、日本の国力がこの震災によってガクッと落ちる、
 
2、他国との金利差が拡大している、
 
3、貿易黒字が大幅に減少する、
 
等の理由で円安に向う筈、と氏は予言します。

 しかし、円安になれば、①国債競争力が大回復する、②資産効果
が好回転する、③企業の業績が伸びる、④年金も安定する、
 
 と、良いことずくめで、円安は日本を救うことになる、と
結論付けています。
 
 日本は一度、落ちるところまで落ちて、それから、大復活する
のでしょう。
 
 どうやら、インフレは避けられそうもない模様ですか?