加算された<受取配当等>を実質手取り額とする為に、
受取配当等に課税された<所得税額>を控除します。
法人税申告書別表6(一)の数字を使います。
控除所得税額 192,000円は別表4に移記されますが、
この金額は利子の所得税額も含まれています。
ですから、別表4の控除される所得税額の数字を使っては
いけません。
受取配当等の所得税額は42,000円だけです。
受取配当等600,000円の7%です。
600,000円×7%=42,000円
以上で<損金算入された繰越欠損金の控除額>を除いて
数字が全部出そろいました。
1、法人税の課税所得金額 25,000千円
2、非経常的な利益金額 5,000千円
3、受取配当等の益金不算入額 300千円
4、上記の所得税額 42千円
差引利益金額=25,000-5,000+300-42=20,258千円
直前期の年利益金額は、20,258千円
でした。
次回は1株(50円)当たりの年利益金額を計算します。