転職した年の夏に法人税法を受験しました。
顧問先の社長に
「税理士試験を受験するんです」
と話したら、
「それじゃ、精力付けるために当日はまむしドリンク
でも飲んだほうがいいよ」
というので、
試験の1時間前に、赤まむしドリンクを一本飲みました。
そしたら、試験が開始してまもなく、たらっと、
答案用紙に鼻血がたれました。
いかん、と思って、上を向きましたが、こんなことは
しておれない、1年の努力の成果がこの一瞬にかかって
ると思い、答案用紙に向かうと又、鼻血がたらたらと
たれてきます。
仕方なく上を向いていたら、試験管が飛んできてチリ紙
を何枚かくれました。
それを鼻に詰めて、
「今年は駄目だなぁ・・・」
と、ぼんやり考えながら天井を眺めていました。
暫くすると、大分、感じがよくなってきました。
答案用紙に向かったら大丈夫そうです。
時計を見ると、10分程のロスです。
計算を終わった時、時計を見ると、あと15分しかあり
ません。
15分で理論問題を書かねばなりません。
鬼神の如く?書きなぐりました。
血染めの答案用紙なんて、採点する人も滅多に見たこと
がないんじゃないですか?
奇跡的に法人税法を合格しました。
血の滲む、努力を哀れと思ってくれたのかしらん(笑)