税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

青色事業専従者給与 その2  注意事項

先日書いた記事は基本事項でした。 今日は、注意事項を書いてみます。 *注意1 1円でも給与を取ると、配偶者控除、扶養控除が受けられません。 1円も取らなければ、配偶者控除、扶養控除が受けられます。 中途半端はいけません。取るなら取る! 取らない…

確定申告 青色事業専従者給与

家族に支払う全ての経費は基本的に必要経費に 算入されない、のが所得税法の規定であることは 書きました。 特例として、所得税法57条に規定する<青色事業 専従者給与>があります。 次の要件に該当する場合、家族に支払った給与は 必要経費に算入されま…

確定申告 所得税法は家族に支払う家賃、給料等の経費計上を禁じています。

例えば、妻が所有する店舗でご主人が商売をしていた場合、 妻に支払った家賃はご主人の経費にならないという意味です。 同じように、アルバイトで働いてくれた息子に給料を 支払っても経費になりません。 所得税法第56条は、 親族が事業から受ける対価は不…

確定申告 光熱費の経費計上はどうすればいいですか?

水道光熱費はメーターが事業用と生活用に分かれて いれば問題ないのですが、メーターが1つだと、何か 合理的な方法で計上する経費を算定する必要があります。 大体、同じような家族構成の家庭の光熱費のデーター を参考にして生活用の金額を算出します。 こ…

確定申告 必要経費に算入されない家事関連費。

事業所得、不動産所得で重要な項目の1つに家事上の 経費の必要経費不算入があります。 個人所得はどうしても生活費と必要経費の区分が明確 にならない欠点があります。 そこで、生活費との区分が重要な作業の1つになるわけです。 所得税法第45条は必要経…

領収書の貰えない経費はどうしたらいいですか?

よく相談を受けるのが、 <領収証の貰えない経費はどうしたらいいか?>という 質問です。 例えば、香典、結婚祝い金、バス、電車、タクシー等の 領収証を貰えなかった経費は結構あります。 その時は「出金伝票」に日付、内容、相手先、金額を 記載して、領…

確定申告 事業所得 自家消費売上の計上

食堂やラーメン店、そば屋、野菜小売、鮮魚小売店などは 自分の家でも、お店の品を消費します。 これを売上に計上しなくてはなりません。 自家消費売上です。 売値の70%、と、仕入れ原価のどちらか高い方を 自家消費売上に計上します。 ただ、実際には、…

確定申告 住宅借入金等特別控除 自宅兼アパートは区分登記が必要!

自宅兼アパートを建築し、自宅部分について特別控除を 受けるには区分登記が必要です。 鉄骨造り3階建ての自宅兼アパートを建築された方がいらっしゃい ました。 1階が自宅で2,3階がアパートです。 この保存登記を、全体を2分の1づつ母親と息子さんの…

確定申告 不動産所得の青色申告 <業務の場合>

不動産所得で事業的規模に達しないものを<業務>と 呼びます。 即ち、5棟10室に満たない零細な不動産所得のことです。 特典は青色申告控除 10万円 のみです。 不動産所得と言いながら、ほとんど、雑所得扱いです。 雑所得と同じで赤字が認められません…

確定申告 不動産所得の青色申告 <事業>の場合

アパートは10部屋以上だと税金が安くなる? 不動産所得は<事業>と認定されると、青色申告控除65万円、 青色事業専従者給与等の特典があります。 事業とは、私はその収入で生活していることをいう、と考えて います。 ですから、事業所得者は規模の大小…

医療費控除 その5 交通費

毎年、かなりの数の医療費控除を扱いますが、皆さん、 半数以上の方が交通費を申告していません。 気が付けば問い合わせしますが、申告もれしてしまう ケースが多々あるように思います。 所得税基本通達73-3の(1)に次のように書かれて います。 (1…