2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧
前回、未成年者控除について説明しました。 相続における未成年者の場合はもう一つ大切な処理があります。 特別代理人の選任です。 これは利益相反行為といって、例えば、父が死亡し、共同相続人 である母と未成年の子との間で利益が相反する行為を指します…
相続税法では、法定相続人が未成年者である場合、一定額を 未成年者の相続税額から控除できることとしています。 1、適用要件 ① 無制限納税義務者に限る(日本国内に居住していること) ② 被相続人の法定相続人であること ③ 未成年者であること(20歳未満…
相続税計算の流れは以前にも説明しました。 もう一度、おさらいすると、 取得財産の価額ー債務・葬式費用=純資産価額 純資産価額ー基礎控除=課税価格 課税価格×税率=相続税の総額 相続税の総額×各人の按分割合=各人の税額 この後、納付税額の確定までに…
手元現金は相続開始時の被相続人が所有する現金の 全てを計上する、---これが解答です。 しかし、死亡時に1円まで現金を管理しているなんて ことはほとんど不可能でしょう。 ですから、凡そ、誰がみても妥当と思われる金額、と いうことになります。 一…
預貯金の評価は、 預入額+経過利子ー源泉税=評価額 *相続時に解約したとした場合の解約利子です。 至って簡単です。 しかし、現在は余りに利率が低いので、利子の評価は ほとんど行っていないのが現状です。 問題は、 家族名義の預貯金です。 相続財産の…
前回、上場株式の評価について説明しましたが、 月中平均を計算する方法が分からないという人が 沢山いらっしゃいます。 月中平均株価は、2010年7月であれば、7月の 毎日の株価の終値を全て足して、その日数で除して計算します。 例えば、3861 王…
株式の評価は大きく三つに分かれます。 1、上場株式 2、気配相場のある株式 3、取引相場のない株式 この内、2、はほとんど一般の人には関係ない話なので、 1、と3、がメインになります。 今日は上場株式の評価の方法です。 次の4つの内、一番低い価格…
家屋は固定資産税評価額に1.0を乗じた金額が相続税評価額 になります。 固定資産税評価額は毎年1月1日現在の状況で各市町村が評価 し、付されます。 とすると、例えば、22年10月に家屋を新築して、22年11月に死亡 したケースでは、この家屋はま…