11月27日に騰落レシオが1年ぶりに50%台を付けました。
前回は昨年のリーマン・ショックの10月10日の54.4%
でした。
先週は反騰に転じ、東証1部単純平均三本新値足の転換値
245.10円を超えるかと思われましたが、241.50円で
終わりました。
今週、更に上昇して245.10円を超えれば、白転して
上昇に入ることになります。
しかし、三本新値足では見えてきませんが、チャート的にはまだ、
2段下げの段階にあります。
もう1段の下げがあるーーーと、長年、株式投資をやってきた
私の勘がそう告げています。
騰落レシオは何も年1回と決まったわけではなく、2回あっても
いいわけで、相場は常に我々の予想を超えた動きをしますから。
相場が長期上昇に入るには色々障害があるように思えます。
1、高値で買った人が山のようにいて、上値を抑えている.
2、アメリカの消費が停滞しているので輸出の伸びが期待できない.
3、アメリカや欧州の不良債権問題はむしろこれから表面化する.
4、アメリカの国力の衰退と共にドル暴落が加速する懸念がある.
5、政権交代した日本は経済政策が軌道に乗るのに時間がかかる.
等々、相場の上昇を阻害する要因が山のようにあります。
ただ、世界中が金融緩和し、じゃぶじゃぶと財政出動しているので、
その内に爆発する日がくる可能性があります。
その時期は2011年か?
いずれにしても、仕込みは2年がかりになるかも知れません。
まあ、気長にいきましょう。