税務会計三直線

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中国1の傾国の美女は誰か?

 陳円円は多分、入っているだろうと思って調べてみたら、

楊貴妃><西施><王昭君><㹦蝉>の4人と出てきました。
 
1、楊貴妃  唐の玄宗皇帝をめろめろにして、安史の乱を引き起し
      唐の衰退の原因となった美女として、この女性は文句
      のないところでしょう。
 
2、西施(せいし)   BC5世紀頃、呉越の時、越王が呉王夫差
      籠絡する為に送り込んだ必殺仕事人。狙い通り呉の国を滅ぼす
      ことが出来た、この美女も文句なし。
 
 あとの2人はピンときません。
 
 やはり、私見では<陳円円>をいれるべきだと思います。
 
3、陳円円  明朝末期の武人 呉三桂の愛妾。
       1644年、反乱軍の李自成が北京を陥落させると
      陳円円も捕えられる。
 
       この時、呉三桂は北方の防備の要である山海関の守将として
      満州軍の将ドルゴンと対立していたが、陳円円が李自成に
      奪われたことを知ると激怒して山海関を開き、清軍に降り、
      李自成軍を攻撃して<陳円円>を奪い返す。
 
 1人の女の為に、異民族に自国を売った、これほど劇的な傾国の美女
は中華史上でも余り聞きません。
 
 司馬遼太郎の「韃靼疾風録」はその場面を次のように描写しています。
 
 ’多額の金を支払い<陳円円>を愛妾にして、三夜寝ただけで奪われた
  呉三桂
 「ばかな。----」と叫ぶと、憤りと共に怒号してしまった。
 「山海関の門を開けろ。----」
  このひと声が歴史を変えた。
  史上、呉三桂ほど、劇的な立場にいた者はいなかった。
   かれは、漢民族の国土そのものを売った。
   動機は、女だった。漢民族の1将が、陳円円をうばったことに憤り、
  面当てとして異民族に国を売ったことになる。’

 やはり、考えようでは、<陳円円>が傾国の美女NO、1ではないかと
思いますよ。
 
 そんなにすごい美女だったんですかね。会ってみたかったですね。
 
 金庸の小説「碧血剣」に、主人公が若き日の陳円円を見て、余りの
美しさに茫然自失して心を奪われる場面がありますが。----