税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

法定相続人と法定相続分の話!

 相続の話を今まで余りしたことがないので、相続税
ついて書いてみようと思います。
 
 まず最初に、一番重要なことは「法定相続人」と
法定相続分」の確認です。
 
 相続税の計算に当たって、相続人を間違えてしまっては
相続税の計算が出来ません。
 
 相続人を間違えると、税理士試験でも、いくら計算ができても 零点 です(笑)
 
 相続人と相続分は民法で定められています。
 
 1、配偶者は必ず法定相続人になります。
 
 2、第一順位   子供
 3、第二順位   父母
 4、第三順位   兄弟
 
 子供が法定相続人になった時は、父母、兄弟は法定相続人
になれず、配偶者と子供が法定相続人になります。
 
 子供がいないときは配偶者と父母が法定相続人に、子供も
父母もいない時は、配偶者と兄弟が法定相続人になります。

 法定相続人と相続分についてをまとめると、次のように
なります。

 1、配偶者の相続分
 
    ① 子供、父母、兄弟がいない場合  100%
 
    ② 子供がいる場合
 
       配偶者     1/2
       子供       1/2
 
     子供が二人いる時は
  
       子供A   1/4
             子供B   1/4

     ③ 子供がいなくて父母がいる場合
 
       配偶者     2/3
       父母       1/3
 
    ④ 子供も父母もいなくて兄弟がいる場合
 
       配偶者     3/4
       兄弟       1/4
 
 2、子供の相続分
 
    ① 配偶者がいる場合   
     
       配偶者     1/2
       子供       1/2
 
    ② 配偶者がいない場合      100%

 3、父母の相続分
 
    ① 子供、配偶者がいない場合   100%
 
    ② 配偶者がいる場合
 
       配偶者     2/3
       父母       1/3
 
 4、兄弟の相続分
 
    ① 子供、配偶者、父母がいない場合 100%
 
    ② 配偶者がいる場合
 
       配偶者     3/4
       兄弟       1/4