税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

相続税、各人の納付税額までの計算過程!

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1、各相続人の相続税

 相続税の総額が算出されたら、各人の取得金額に応じて
各相続人の相続税額を計算します。
 
2、最後に、各人の納付税額を確定する前に次に掲げる
 控除等を計算します。
 
 ①相続税額の加算
   法定相続人以外の者が財産を取得すると、2割加算されます。

 ②贈与税額の控除

 ③配偶者に対する相続税額の軽減

 ④未成年者控除
   20歳未満の相続人は一定の控除があります。

 ⑤障害者控除

 ⑥相次相続控除
   相続開始前10年以内の相続で財産を取得した場合、一定の
   控除があります。これは同じ財産に短期間に何回も相続税
  課税しないためです。

 この中で一番重要なのが、③の配偶者の軽減、です。
 
 次回にこの控除の説明します。
 
 相続税計算の大きな流れは以上ですが、財産評価については
(財産評価通達)にぎっしり決められていて、これも大変です。
 重要な評価の方法を2、3後ほど説明します。