税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

電子申告の誤送信!その1 修正申告書

 去年の3月に確定申告した19年分の確定申告書に、
電子申告の誤送信がありました。

 本来、ただ、クリックするだけで送信できる単純な
作業の筈ですが、よく考えてみると、送信ミスを起こし得る
ケースがいくつかあります。

 譲渡所得の買い換えか特別控除かの選択、減価償却
割増償却か税額控除かの選択、医業の措置法26条か実学
計算かの選択、等です。

 今回は措置法26条の選択でのミスでした。

 これらのミスは一度選択すると後戻りできないことになって
います。

 税額にして140万円位のミスです。
住民税を含めての金額です。

 どのようにして、このミスを取り返そうかと悩みました。

 税額の還付を受けるわけですから、本来なら、更正の請求
を起こすのが筋ですが、これですと、措置法26条の
中だけの還付請求になってしまいます。

 ミスを取り消してもらって、実学計算に戻してもらいたい
わけですから、更正の請求では目的を達しません。

 「嘆願」を起こそうかと思いましたが、これも簡単
にはねられそうです。

 悩んだ末、まず、行動を起こそうと考えて、税額を
納付するために申告する「修正申告書」を選び、1月中に
所轄税務署に送付しました。
             (続く)