8月16日(日)の読売新聞に掲載された
「スペイン 失業率20%目前」のニュースには
正直、目を疑いました。
EU平均でも8.9%というから、ヨーロッパの
経済は予想以上に悪いようです。
住宅バブルはアメリカだけかと思いきや、スペイン
や英国も猛烈な住宅バブルだったようですね。
スペイン1国の住宅着工件数が、英、仏、独の3国
の合計を上回ってしまったようです。
バブルが弾けて、スペインの各銀行が保有する
貸出債権の内、50%以上が不動産関連であり、不動産
を所有するスペイン人の可処分所得の半分近くが
住宅ローンの返済に充てられていると言います。
何故、そんな無謀なことを、と思いますが、
日本のバブルの時を思い出してみれば分かります。
不動産は永久に値上がりし、所得の半分ものローン
を組んで住宅を買っても、すぐ倍に値上がりし
大丈夫だと、当時の日本人のほとんどが考えたもの
です。
かく言う私だって、当時、不動産が値下がりする
なんて考えても見ませんでした。
人間なんて愚かなものです。
これからは何か基準が必要ですね。