第1のメリットは物価スライドでした。
第2のメリットは2分の1国庫金負担でした。
第3のメリットは、所得控除です。
納付した国民年金は所得税の計算上、全額控除されます。
この控除は高額所得者程メリットが大きく出ます。
所得税、住民税の税率が合わせて40%の人は、たとえ
20万円納付しても8万円が税金で戻ってくる計算に
なります。
4割も割引きされて、老後には満額どころか、税金の
上乗せで支給されるんですから、これほどメリットのある
金融商品はどこを探してもありません。
40%割引きされる人は少数派でしょうが、所得税5%、
住民税10%、合わせて15%なら普通の所得の方も
範囲内でしょう。
これだけの割引きでも馬鹿になりません。
何故、国民年金未納者の貴方が大損しているか、よく分かりました
でしょうか?
ただ、色々問題があることも確かです。
所得がなかったり、所得が少なかったりする方にとって、
1回の納付額が大きすぎるのは問題です。
納付額を1口5000円で、何口加入するかは本人の
自由にする、という方法を取るとか、
又、25年ではなく、10年で受給資格が得られるように
するとか、----
これからも色々議論を重ねて良い方向に改善していく
必要があると、私も考えます。