税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

地代家賃を何日で稼ぎ出すか!

 経費は総額で限界利益の35%以内に収める、と
先日、書きました。

 その内、家賃、減価償却費、リース、交際費、保険料等
で経費総額の80%を占めるとも話しました。

 従って、細かい経費を節約するより、上記に挙げた経費を
管理するほうが余程効率が良いわけです。

 今日は地代家賃について考えてみましょう。

 一か月の営業日数は週休二日制で21日、週1日の休日
なら25日です。

 25日営業するお店を考えてみます。

 25日の営業日の35%は8.75日です。

 即ち、経費の総額を8.75日以内に稼ぎ出す必要が
あるということです。

 そのように考えていくと、地代家賃は、3~4日で
稼ぎ出す必要があります。

 これが地代家賃の基準です。

 地代家賃とは店舗又は事務所、それに駐車場、倉庫等
の支払いを全て含んだものです。

 貴社の地代家賃は3~4日で稼ぎ出されていますか?

 もし、稼ぎ出していなければ、地代家賃が高すぎるか、
限界利益が少なすぎるか、のどちらかです。

 繁華街の1当地に出店したならば、それだけの限界利益
を稼がねばなりませんし、又、稼げるからと思って出店した
筈です。

 又、見栄を張って不必要に大きな事務所を構え、高額な
家賃を支払うのもペケですね。

 すべからく、お金を出す時はそれによってどのくらいの
利益が見込めるかを考えるべきです。