税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

土地の評価、側方路線影響加算率を使う!

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 今日は角地の評価をしてみます。
 
 条件は次の通りです。
 
 1、自用地
 2、普通商業・併用住宅地域(正面路線)、普通住宅地域(側方路線)
 3、正面路線価 240C、側方路線価 190C (注1)
 4、間口 10m、奥行き 7m
 5、地積 70㎡
 
 土地評価額の計算
 
 正面路線価    奥行7mに応ずる奥行価格補正率
 240,000円×  0.95       =228,000円ーーーA
 
                    奥行10mに応ずる
 Aの価額     側方路線価 奥行価格補正率(注2) 側方路線影響加算率(注3)
 228,000円+(190,000円× 0.99  ×      0.08 ) =   243,048円ーーーB
 
 Bの価額    地積     土地の相続税評価額
 243,048円×70㎡ =17,013,360円

 注1 正面路線価の判定
   
     奥行価格補正後の価格が高い方を正面路線価とします
    
     
        普通商業・併用住宅地域 
         の奥行価格補正率 
 240,000× 0.95    = 228,000円ーーーーーA
 
    普通住宅地域の奥行価格補正率
 190,000×  1.0    = 190,000円ーーーーーB
 
     A>B
 
 
 比べた結果、240,000円の方が高いので、こちらを正面路線価
とします。

 注2 側方路線の奥行価格補正率は正面路線価である普通商業・併用住宅地域の
   奥行価格補正率を使います
 
 注3 側方影響加算率も正面路線価である普通商業・併用住宅地域の加算率を
   使います。ですから、0.03ではなく、0.08です。