税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

土地の評価、奥行価格補正率を使う!

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 上の写真の、路線価図の路線価205Dの道路に位置する108㎡
の土地の価格を算出してみましょう。
 
 この土地はサラリーマンの自宅が建っています。
 
 
 この土地の条件は、
 
 1、正面路線価   205,000円
 2、間口 12m、奥行き 9m
 3、自用地
 4、普通住宅地域
 5、奥行価格補正率
    上の表で見ると、奥行きが9mで普通住宅地域は、0.97
 
 この土地の価格は、
 
  正面路線価   奥行価格補正率  自用地1平方メートル当たりの価格
 205,000円 × 0.97      = 198、850円
 
             地積      土地の総額
 198,850円 ×108㎡  =21,475,800円

 土地を評価するに際して、色々な用語が出てきます。簡単に
解説しましょう。

1、地区区分ーーー路線価図の上部にある色々な記号
 
  ①ビル街地区
  ②高度商業地区
  ③繁華街地区
  ④普通商業・併用住宅地区
  ⑤中小工業地区
  ⑥第工業地区
  ⑦普通住宅地区
 この土地は何も記号がないので<普通住宅地区>になります。

2、借地権割合を示す記号
 
  A  90%
  B  80%
  C  70%
  D  60%
  E  50% 
  F  40%
  G  30%
 
 この土地は205Dとなっているので、借地権割合は60%です、

3、利用区分
 
  ①自用地ーーー一般の住宅の土地、及び、更地
  ②貸宅地ーーーー借地権が設定されている土地の底地
  ③貸家建付地ーーーアパートや貸しマンションが建っている土地
  ④借地権ーーーー借地権が設定されている土地の、その借地権部分
  ⑤私道ーーーーー公共の道路ではない、自分達だけで使用する道路
  ⑥貸家建付借地権ーーー借地権の上にアパート等の貸家があるもの
 
 この土地は一般の住宅が建っているので<自用地>になります。