税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

<比準割合>年利益金額、受取配当等の益金不算入額!

イメージ 1
イメージ 2
イメージ 3
年利益金額を計算する算式の3番目は<受取配当等の益金不算入額>
です。
 この数字に関連する法人税申告書の中で
 
1、別表4
 
2、別表8
 
その他には、別表6(一)、損益計算書も関係してきます。
 
受取配当金そのものはP/L上の営業外収入に表示されています。
 
取配当金を別表8で益金不算入額の計算をします
 
受取配当金 600千円×50%=300千円
 
益金不算入額の300千円は別表4の16に移記します。

昔、益金不算入額は80%でしたが、平成14年度の改正で
50%になったものです。
 
1、受取配当等を益金不算入とする理由
 
 受取り配当そのものは、他の法人が課税された税引き後利益
から配当されているわけで、受取った法人が又、利益に計上
して、それに課税するのは二重課税に当るという趣旨で不算入
とされています。
 
 それでは100%不算入にすればよいと思うけれど、税収を
挙げる為でしょう。
 
 段々、厳しくなって、現在は50%です。