さて、昨日まで総資本は少ない程良いという理由を色々
書いてきました。
今日から総資本を圧縮する方法をいくつか紹介していこう
と思います。
今日のテーマは有姿除却です。
これは使用を廃止した固定資産がまだ、廃棄等を行って
いないで、固定資産に計上されたままになっているものを
除却することです。
法人税法基本通達7-7-2は有姿除却の対象となる
固定資産として下記の2つを揚げています。
1, その使用を廃止し、今後通常の方法により事業の
の用に供する可能性がないと認められる固定資産
2、特定の製品の生産のために専用されていた金型等
で、その製品の生産を中止したことにより、将来
使用される可能性のほとんどないことがその後の状況
等からみて明らかなもの
損金の額に算入することが出来る金額は次の通りです。
除却損=その資産の帳簿価格ー処分見込額
除却することによって、法人税等の節税、償却資産税の
節税、総資本の圧縮が達成されます。