税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

屋根裏部屋で聴いたドボルザークの「アメリカ」(青春の3ページ)


ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲 第12番 ≪アメリカ≫ スメタナsq. Dvořák String Quartet "Amerikan”


♪ドヴォルザーク : チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 (B.191) / ヨーヨー・マ(チェロ),クルト・マズア指揮ニューヨーク・フィルハーモニック 1995年1月


ドヴォルザーク - 交響曲 第9番 ホ短調 Op.95 《新世界より》 カラヤン ベルリンフィル 1964

 

大学の友人はお金がないので神田川べりの下宿の屋根裏に
住んでいました。


 あれでも家賃取るんですかね。

 

 彼とは毎週のように会っては文学や音楽について時の経つのも
忘れて語り合って、時々、彼の下宿に泊まってしまったものです。

 

 二階からはしごで上がると屋根裏に生活用具が置いてあって、
すぐ上に屋根があるから背をかがめて歩かなくてはなりません。

 

 せんべい布団を2つに分けてカシワで寝ながら


「この曲、いいよ」


 と言ってかけてくれたレコードがドヴォルザーク弦楽四重奏曲
アメリカ>でした。

 

 高原を吹き抜ける一陣の風のような爽やかな澄み切った印象で、
すぐ気に入りました。

 

 ふと、私は北原白秋の<落葉松>という詩を思い浮かべました。


ーーからまつの林を出でてーーーという、あの詩です。

 

 彼は結婚後大阪に移住して会えなくなってしまったけれど、私が
仕事で大阪に出掛けた折、20年ぶりに再会しました。

 

 大阪駅の構内に立っている彼の姿は少し老けたけれど、相変わらず
飄々として若い頃と変わらないものでした。


 懐かしかったですね。

 

 通天閣のおでん屋でおでんを奢ってもらいましたよ。

 

ドボルザークの作品では、あと2曲、

 

 交響曲9番ホ短調「新世界」

 

 チェロ協奏曲ロ短調

 

を掲げておきました。2つとも私のお気に入りです。