税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

2020年の日本経済は混沌?

 

あけましておめでとうございます!

 毎年の事ながら、新年にあたり、日本経済の予測を自分なりに立ててみます。

 
これは、会計事務所のお客様に色々とアドバイスするため、と、株式市況が
どう動くかを予測し、株式の売買で利益を得るためです。

 今年、経済に大きな影響を与える出来事を列挙してみますと、


 1、オリンピックの開催、

 2、米中貿易摩擦

 3、国策としての、

   イ、5G

   ロ、キャッシュレス化

   ハ、国土強靭化計画、

 4、日韓関係悪化、

 5、超高齢化、少子化

 6、米国株の動向、


1、オリンピック需要

   オリンピック関係の建設は2019年にほとんど終わって、あとは訪日客に
  よる利益だけで、あまり2020年には影響しないのではないでしょうか?

2、米中貿易摩擦

   これは米中の覇権をかけた戦いですから、力の強い米国が中国を圧倒して、
  中国の経済は2020年も更に弱体化すると思われます。


   中国との関係が深い日本企業の利益は大きくマイナスになる筈です。

   特に、中国経済の規模が縮小して設備投資が減少すると、日本の機械工業等
  の企業は要注意です。

3、国策としての、


  イ、5G

    総務省の発表によれば、その経済規模は47兆円にものぼるとされています。
   6月に解禁されるようですが、

    どれがどのように変わるのか、文系人間の私にはさっぱり分かりません。

    ただ、2020年に全て47兆円の経済効果があるわけではなく、これから
   数年にかけてということでしょう。

    しかし、5G関連銘柄はどんどん利益が増額修正されています。


  ロ、キャッシュレス化

    このテーマは5Gほどではないと思いますが、日本の社会がかわってくるし、
   税務署は利益を把握しやすくなっていいんじゃないですか(笑)

  ハ、国土強靭化計画、

    2020年の国の予算も考えた以上に多額で、老朽化した日本国土の強靭化は
   待ったなしの感じです。


4、 日韓関係の悪化は、経済的には韓国経済の規模が小さいので殆ど影響ないと
   考えています。

5、超高齢化、少子化

    この問題は経済効果というよりは、日本の経済形態の変化ということで、経済的
   には、プラスの企業、マイナスの企業ということでしょう。

6、米国株

    米国株がかなり上昇していますね。米国の経済が好調ということもある
   でしょうが、多分に大統領選挙のために人為的に操作されている面があると

    思われますので、選挙の結果によっては暴落する可能性ありなので要注意です。

    トランプ大統領が当選した時、千円近くも暴落したことがありました。


  このように見てくると、2020年の日本経済は好材料、悪材料が混沌としています。

  現在、年始の株式市況はどんな感じかというと、2019年8月半ばに底をつけてから年末に
 向かって上昇を続けています。

  日経

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平均は操作されているので、全然、当てにしていません。

  東証一部全銘柄単純平均株価は、既に、リーマンショック時と同じ位の株価まで
 下がっています。

  現在はアベノミクス効果で大きく上昇したあと、2段下げして、上昇中ですが、
 どこで上げ止まり、最後の3段下げに向かうか、注目しています。


  上昇の白線の本数から見て、あと数か月で下降に転じ、下げ止まったところ
 から、本格的な上昇が始まるのではないでしょうか。

  上昇の中核をなす企業群は、5G関連、国土強靭化計画関連、と考えます。


上の写真は私が記録している<東証一部全銘柄単純平均株価>の新値三本足のチャート
です。

 2009年3月のリーマンショック時の底値近くまで、現在の株価が下がっていますね。