ビッグマック指数なるもので日本の円を評価すると、
80円割れになるらしいです。
どういうことかと言うと、日本でマクドナルドの
ビッグマックが280円だとして、アメリカで同じ
ビッグマックが3.5ドルなら、280/3.5で
80円・・・ということです。
いわゆる、購買力平価という奴です。
現在の94円は少しドル高だろう、と。
本来、あれだけの金融危機を招き、あれだけ経済
が需要縮小したのだから、金融危機の影響が軽微
だった日本の円に対し、もっとドル安になって
しかるべきなのに、不思議なことだと思っていました。
その理由を探って色々な本を読んでみると、
どうやら<ドルの巻き返し>という現象が起きて
いるようです。
サブプライムローンに端を発した世界景気の一層
の悪化傾向によって、投資家やファンドによる
投資資金の引き揚げが始まり、世界中からドルを
回収し、アメリカに還流させる動きが起こっている
という話です。
しかし、これは一時的な現象に過ぎず、一定の
時期が過ぎればドルは又、安くなっていくだろう
という観測です。
*ビッグマック指数
世界で売られているビッグマックの価格で各国の
購買力を比較する方法。
英国のエコノミスト誌が発表したのが起源とのこと。