税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

2014年の経済は基本的に上昇!<アベノミクスの真価が問われる年>

あけましておめでとうございます!
 
1月1日の新聞で日銀総裁の発言が報じられていました。
曰く、
「2%インフレが安定に達成するまで金融緩和を続ける」
この発言に私はかなり期待しています。

理由は、

2012のアベノミクスの発表以来、日本経済は好調に
転じていましたが、
消費税増税アベノミクスが腰砕けになると懸念して
いたからです。
 

 

1、消費税増税アベノミクスを失速させる懸念がある!

増税は需要原資を奪うものです。

簡単な足し算引き算でしょう。

5%上昇して3%引くなら2残りますが、1.5しか上昇
しないのに3%引いたらマイナスになります。
 

 

政府が巨額な累積国債財政赤字を抱えて歳入を
増やしたい必要のあるのは承知ですが、時期と
いうものがある筈です。
 
アベノミクスの効果を台無しにしかねない消費税増税
を何故決めたのか不明ですが、ーーー
増税で上向いた景気が失速したのは橋本内閣の時、
既に、経験済です。
多分、今年4月以降に需要減退で経済は低下するでしょう。
 
1、日本経済の再生にはアベノミクスの成功が絶対に必要!

前置きが長くなりました
 
このマイナスを取り返すには更なる強力な金融緩和
と財政政策が必要と感じていたから、1月1日の
日銀総裁の発言に感銘を受けた次第です。

今後の日本経済の活況を取り戻す為にアベノミクス
の成功は絶対に成し遂げて貰いたいと考えています。
 

 

2008年のリーマン・ショックの際、アメリカは
Q1,Q2,Q3と矢継ぎ早に実に3倍以上も通貨
を拡大してこのショックを乗り切りました。
一方、日本はほとんど対策を打たなかった為、円高ドル安
が進み日本経済は苦しみました
 
ご承知のように、アベノミクスの目標は、
 
円高是正とデフレ脱却
 
です。
1月1日の談話で日銀はマネタリーベースを2012年末
の138兆円から14年末に2倍の270兆円に
増やし2%のインフレ目標達成をめざしている、と述べて
います。
 
通貨供給量を増やせば円安に向う筈です。
勿論、この弊害は沢山あるでしょう。輸入価格が
高くなる、財政赤字が更に悪化する等々です。
しかし、それを上回る効果があるというのが新しい
日銀総裁の考えです。

私もこの考えに賛成です。
 

 

1、株価の上昇が続いている!
 
 株式市場は上昇が続いていますが、7割方外国人の
買いで盛り上がっています。
アベノミクスを外国人は支持しているし、又、消費税増税
を更なる金融緩和と財政政策で乗り切れると読んでいる
証拠と考えています。

幸い東京オリンピックも2020年に控えています。
2013年5月以来、株価は低迷していますが、これは
急激な上昇の調整であって、私は何も心配して
いません。
2013年は10%だった税率が2014年から20%
になるので、取り敢えず利食いしておこうという売り
もあるので、12月一杯は乱高下、年明けから再び
上昇に向うものと判断しています。

この上昇は少なくとも2016年までは続くと見ています。
 

 

いずれにしても日本経済は長かったデフレを脱却し、
経済再生の明るい光が見えてきて、今、私はわくわく
胸を躍らせています。
阿部政権と日銀の力強い活躍を期待しています。