税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

荒利益高は、総金額と一人当たり金額と、2つに分けて考える。

 
 会社の総経費を賄う為に必要な総荒利益高がない
と、その会社は赤字に陥ります。
 従って、経費総額を超えて荒利益高があれば一応合格
ということでしょうか。

 しかし、経営はバランスですから、実際は多方面から
考える必要があります。

 主なものを列挙しますと、

1、経費総額との関係。

   この場合の経費とは販・一に支払利息等の営業外
   費用を加えた、所謂、総経費を指します。

2、人件費、経費、利益のバランス

3、給与水準との関係

 
 総経費が50、000千円の会社があるとします。
 この会社が赤字にならない為には50,000千円以上の
荒利益高が必要です。

 これは明白です。

 次に問題になるのは、この荒利益高を何人で稼ぎ出す
かということです。

 5人なら一人当たり10,000千円、10人なら
5,000千円です。

 上記の2番で、人件費、経費、利益のバランスを
考える、という項目があります。

 この件については後ほど説明しますが、荒利益と
人件費との関係を50%を理想とする、と考えます。

 すると、一人当たり荒利益高が10、000千円なら
人件費は5,000千円支払うことが出来、
 5,000千円なら2,500千円しか支払えない
ことになります。

 今度は、この金額が給与水準として妥当かという
3番の問題に関わってきます。