税務会計三直線

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「鹿鼎記」 金庸作 を読む!

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鹿鼎記(ろくていき)」金庸作を読む!
 武侠小説史上、最低のヒーローが繰り広げる痛快無比の活躍!
 
 以前、お客様の書店主が言いました。

「疲れると小説を読むんだよね」と。
 
 このところ、確定申告期で忙しさは日頃の数倍。疲れが溜まって
ブログを更新する元気もありませんでした。
 
 その代わり、書店の親父さんの言うように小説を読みふけりまし
た。
 
 読んだ本は「鹿鼎記」です。
 
 時代は清国の第4代皇帝の時の話。
 
 韋小宝という少年が主人公です。
 
 揚州の妓楼の息子、日本で言えば、吉原の女郎がお客との間に
出来てしまった男の子というところでしょうか。
 
「母さん、俺の親父は誰?」と息子に聞かれても、、
あの日はあの人とあの人とあの人が客だったから、そのうちの誰か
だろうよって感じです。
 
 誰が父親かも分からず、学校へも行かないから字も読めない。
 
 そんな少年がひょんなことから紫禁城にもぐりこみ、同じ少年だった
康熙帝と仲良しになり、大活躍する話です。
 
 年齢ははっきり書いてありませんが、大体、10歳から18歳くらい
の間の物語ではないでしょうか。
 
 博打と女が大好きで、餓鬼の頃から女郎屋の中で育ったから、世事に
長け、機転が利いて次々に難問を解決していきます。
 
 武術の練習が嫌いで何年経っても上達しないし、学問はからきし
駄目だが、頭の回転は抜群で、学者も大臣も丸め込んでしまいます。
 
 武侠小説だから、武術の達人は大勢出てきますが、この主人公は
武術は全然だめで、何かあるとすぐ逃げてしまう、まあ、武侠小説史上
最低のヒーローの所以です。