簿記論に合格した翌年に、引き続き財務諸表論に
挑戦し、これも運良く合格することが出来ました。
財務諸表論に合格するについては、2つの良運
に恵まれました。
第1は、友人に非常に適切な本を紹介してもらった
ことです。
「僕はこの本のお陰で<会計学>というものが
よくわかったんだよ。とても良い本だから読んで
みたら?」と友人は言います。
その本というのは、神戸大学の、たしか「山下勝治」という
教授が書いた「会計学一般理論」という本だと思いました。
私はこの本を気に入って、何回も読みました。
細かいことは抜きにして、<会計学>とはどういうもの
かという基本がよく書かれていました。
とても分かりやすく、そうなんだ、そういうことか、
と、財務諸表論の基礎、財務諸表の読み方がよく分かりました。
結局、私は<財務諸表論>の受験に際し、この本を一冊
繰り返し読んだだけでした。
第2の幸運は、簿記論の受験の時、<税験>を知った
ことです。
私はサラリーマンで日常の仕事が忙しい上に、結婚
していたから、親戚の付き合いなどがあって、学校へ
通学する時間がありません。
そこで、<税験>の通信講座で勉強しました。
この<税験>が非常によく出来た通信講座で、送られて
くる教材はとても分かりやすく、この講座の教材を
こなしていき、試験問題を解いて練習するだけで十分
合格圏に入ることが出来ました。
2つの幸運に恵まれて<財務諸表論>も合格する
ことが出来、
まことにラッキーなことだと思っています。