「いい問題集、教えてあげるよ。僕もこの問題集やって
合格したから」
と言って、友人が教えてくれたのが<簿記論問題詳解>
という問題集でした。
たしか 、「税理士受験研究会」というところで
出している問題集で、通称<税験>と言ってました。
<税験>が通信教育の受験生に出題していた問題を
集めたもののようでした。
もう、時間がないから、余計なことをやっている暇は
ありません。
彼の言うことを信じて、早速、その問題集に取り組み
ました。
しかし、ずいぶんと難しい問題集で、一通りやって
みたけど、1割も出来ません。
意地悪く、私の苦手な個所ばかり、よく集めたものだ
と思いました。
それから、2ヶ月間、毎日毎日、その問題集に取り組んで
7、8回やりましたか。
最後の問題が正解出来た時は、もう、本試験の数日前
でした。
さて、そこで、実際の税理士試験の問題を解いて
みました。
「あれ?税理士試験てこんなに易しかったっけ?」
問題集が難解だったので、本試験問題がえらく易しく
思えました。
他の年度の問題も解いてみましたが、やはり、易しく
感じます。
「これはいけるかも知れないぞ」と思いました。
いよいよ、本試験です。
やはり「易しいな!」と思いました。
12月に合格通知をもらった時はワイフと喜び合い
ました。
そして、問題集を紹介してくれた友人にも感謝の電話
を入れました。
本当にラッキーな合格でした。