5、株式市場の方向
株式市場はダウが3万円を超えた等と騒いでいますが、
市場全体はリーマンショックの時よりも更に下がっています。
日経平均は操作されていますから信用できません。
市場全体の方向としては、今、下げ傾向にあるから
手を出さない方が無難でしょう。
ただ、業界地図に見る通り、半導体関連は上がりすぎる
くらい上昇していて、どの銘柄も昨年1年で3倍くらいに
なっています。これから買うには高すぎます。
安全を見るなら多分、3月頃に買い場がくるので
そこまで待った方が良いと考えます。
どうしても買いたい方は、長期の200日線か
週足の52週線の上にあり、且つ、線が上向き、業績が
来期にわたって伸びていく銘柄を探してみると良いでしょう。
2021年、最も上昇した銘柄群は海運ではないでしょうか?
9101日本郵船
この株は2021年1月4日の株価は2401円でした。
2021年の9月には11800円をつけています。
上昇率4.91倍です。
利益率も、1株利益は
20/3予想 184.4円
21/3予想 824.6円 利回り 10.65%
です。
私が買ったかというと、残念ながら買いませんでした。
四季報はほとんど目を通しますが、倉庫、電力、海運あたりは
雑に扱っていて気が付きませんでした。
株価はどのように決まるか、以前にも書きましたが、
企業の収益率÷平均利子率=株価
という算式になっていると言われています。
この算式は高等数学の権威が考えたものでしょうから、
私のような数学音痴には分かりませんが、
今までの経験から概ね正しいと思っています。
従って、企業業績が上昇すれば株価は上がり、
平均金利が上がれば株価は下がるということになります。
平均金利とは長期金利を言います。
今後の株式市場は全体としては徐々に上昇するとしても、
四季報の業界地図で活発を予想されている業界は
かなり上昇すると見ています。