税務会計三直線

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国民年金を払わない貴方は、大損してますよ! その1

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 私はお客様に
「保険会社の年金に入る前に公的年金に入るべきです」
と、いつも話しています。

 その理由は

 1、物価にスライドしている。
 2、給付資金は1/2が保険料で、1/2が税金で賄われ
   ている。
 3、未納問題で年金制度が崩壊することはない。

 等です。

 インターネットで未納問題を調べると、20代の若者の
半分以上が未納とのこと。

 
 未納者の声を拾ってみると、

 1、納付者が65%以下なんていう現状や、現在の不景気
  な世情では未納問題が解決するよりも、制度そのもの
  の崩壊のほうが早いと思う。

 1、将来、貰えない可能性が高い。貰えても払った分以上
  に貰えない可能性が濃厚。

 1、私が貰えるようになる何十年先にはジュースが買えるか
  どうかの年金になりそうだ。

 1、少子高齢化が進めば、高齢者の受給が増え、若年層の
  負担が増してバカバカしい。

 だから、年金は払い損だと思っている。

 大体、こんな声がいっぱい寄せられています。

 
 しかし、これは年金にたいする無知か、マスコミのミスリードか、
社会保険庁の説明不足か、又は、これらの全てが原因かも
知れません。

 まず第一に、未納者が多くて年金制度が崩壊する、という
のは大きな誤解です。

 上に現在の年金の状況を掲載したデータを掲げておきました。
これはインターネットで調べたもので、政府がいつでも公開
しています。

 公的年金加入者は、

  第1号被保険者 2035万人、第2号被保険者 3914万人、
  第3号被保険者 1063万人

 合計 7012万人

 この内、第1号未加入者   9万人    
     未納者     308万人    
     計       317万人    5%

 新聞、テレビで騒がれている

  国民年金未納率  40%

 というのは誤りで、年金未納者は公的年金加入者の5%でしか
ありません。

国民年金の内、第1号被保険者、いわゆる、自営業者等だけを
分母においたもので公的年金制度全体の数字ではありません。

従って、未納率が多くて年金制度が破たんするなんてことは全く
の誤解でしょう。

 マスコミもいけませんね。国民の不安を煽るような書き方をして!