2003年~2006年、この間の東証1部単純平均株価は
約312円から575円まで1.84倍値上がりしています。
この数字は余り上昇幅のない超大型株も含めた数値です。
普通の技量をもって投資していれば、その倍の3.6倍位は
利益を挙げた筈です。
これで普通の投資家と言えます。
1.8倍以下の儲けでは下降に入ると、その倍以上の損失を
出すでしょう。
この間は誰でも儲かった時代です。
2005,6,7年辺りに書かれた「私はこれだけ儲けた」と
いう本は参考にならないし、むしろ、読むと害になると思って
います。
中には全然儲からなかった人や、下降に入った2007年、8年に
大金をつぎ込んで「買い」に出たりする人もいるーーーー。
こういう人は早々に株式市場から退場せざるを得ません。
羅針盤もなく太平洋への航海に乗り出したようなものでしょう。
自分が今、どの位置にいるのかさえ、よく分かっていないので
はないでしょうか?
日々の株価を追う前に、まず、その銘柄の10年間の月足と、
TOPIXでいいですから、月足を見て下さい。
そして、現在の位置を確認してください。
上の図はTOPIXです。
先週末の数値は、
東証1部単純平均株価 241.45円
騰落レシオ 79.4%
三本新値足 黒線 7本
微妙な位置ですね。
今週の展開が楽しみです。