税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

ドル紙幣をジャンジャン印刷するとアメリカはどうなるか?

 昔、江戸時代に、財政が逼迫した江戸幕府は小判に別のものを混ぜて
金の含有量を薄めたことがありました。

 1000の小判の金を薄めて1500作ってしまったから、
どうなったかというと、当然、物価が上がり、所謂、インフレに
なりました。

 それはそうでしょう。
 ある品物が小判10枚で買えたものが、15枚必要になるわけですから。

 アメリカがやってることはこれと同じでしょう。

 政府が国際を発行して、日本の日銀にあたるFRBがドル紙幣を
どんどん印刷して買い取っているようです。

 こうして去年、オバマ大統領が7000億ドル財政出動しました。

 しかし、財政出動しても、赤字がどんどん発生する中での短期借入金
の手当てみたいなものだから、すぐ効果がなくなって、又、ドルを
印刷せざるを得なくなります。

 その結果どうなるか?

 行く末は、インフレと金利上昇、ドルの価値下落、しかありません。

 1年後か2年後か、どこかで行き詰まるでしょう。

 まるで、あばずれ女の転落人生を見ているようです。

 私は別にアメリカを心配しているわけではありません。

 その時、日本はどうなるか、私や私の社員、私のお客様をどう守るか、
を真剣に考えているのです。