税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

資金繰りは早目に計画する!

 CF計算書について書きました。
 
  しかし、CF計算書の前に日々動いている資金を管理
することも大切です。
 
 例えば、大量の売上が発生したが、売掛金の回収
検収後2カ月末、更に、4カ月の手形払いだった
とします。
 
 但し、その売上に係る材料費は検収前に現金払い、
外注費は売上検収の翌月払いとすれば、余程、
キャッシュに余裕がないと、資金ショートを起こします。
 
 表にすると、こんな感じです。
 
      4月   5月   6月   7月   8月   9月  10月
  
売上  検収日    売掛金              手形落
   20,000千円   回収
             手形4カ月  
材料  支払日
   10,000千円
 
外注費          支払日
             5,000千円

 仮に、現預金の準備が0円ならば、4月に10,000千円
の資金不足、7月には更に5,000千円の資金不足
です。
 
 このお金を準備しなければなりません。
 
 6月に回収した手形20,000千円を割引きすれば、
7月の5,000千円の手当は出来ますが、4月に支払う
10,000千円をどのように調達するかが問題です。