昭和39年、東京オリンピックがありました。
その前々年の昭和37年に株式相場は天井をつけて下降に入って
います。
36年、37年と戦後最大の好景気がありました。<岩戸景気>です。
そして、オリンピックの翌年、昭和40年は大不況でした。
<山一證券>が倒産して、田中角栄氏が救済しました。
有名な日銀特融です。
サンウェーヴ、山陽特殊鋼も倒産しました。
株式市況は大暴落です。
しかし、昭和44年には再び株式は天井を打ってます。
この時、大幅に上昇したのは、私の記憶によれば電機株でした。
年号を並べてみましょう。
天井 大底 天井
昭和37年 昭和40年 昭和44年
2006年 2009年? 2013年?
天井を打ってから大底まで通常3年と言われています。
株式市場は需要と供給の関係ですから、売る人がいなくなれば
下げはなくなるわけです。
北京オリンピックも終わって好材料も出尽くしていますし、
アメリカの調子が悪くてドルが弱いから輸出も期待できないしで、
八方塞りですね。
何だかんだといっても、結局、株式市場は企業業績が回復しない
限り上昇はあり得ません。
まだ、暫く本格的な上昇までには時間がかかりそうです。
これからの企業の業績発表を注意深く見ていくつもりです。
今回も<東京オリンピック>の時のようにオリンピック後の推移
を辿るか注目ですね。
いずれにしても、朝の来ない夜はないわけですから。
ここ一両日中に反発場面があるでしょうが、下降相場には変わりなく、
25日線にぶつかって再び下げてくると思います。
しかし、かなりの確率で今日明日の株価に底値合わせで下げ止まり、
上昇に入ると思われます。その時期は今月末か11月。
ただ、本格的な上昇はまだ先でしょう。