昭和30年代の頃、いわゆる、八百屋さんは、トラックで
仕入れた荷物を店先に並べる暇もなく、ダンボールのまま
売れてしまったそうです。
儲かってしかたがなかった夢のような時代です。
皆さん、昔を懐かしんで「あの頃は良かった」と言います。
私の事務所でも10数軒の青果店の顧問先がありました。
現在は1社になってしまいました。
皆、スーパーに押され、廃業していきました。
1つの商売が永続的に続くことは大変難しいことだと
思います。
商品には寿命があり、商売にはサイクルがあります。
技術革新あり、新しい商品開発ありで、どんどん商品が
古くなっていきます。
この流れをいち早く読んで、先手を打って対応していかないと
事業が行き詰ってしまいます。
廃業した青果店の皆さんは現在どうしているかというと、
儲けた時に土地を買ってアパートを建て、その収入で生活
している方、スーパーの青果部門の店長になっている方、
飲食店に商売替えした方、と様々です。
最近でも、世間に目を転じると、
携帯はスマホに代わり、レコード盤はCDになり、
本屋もアマゾンに押されて倒産していきます。
2020年から5Gになると又、大きく変わると考えています。