税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

借入金について考えてみます。

 会社を設立し、借入金が発生していく過程を考えてみましょう。

 

 最初に資本金があります。

  現金   3000千円    資本金   3000千円

 商売をしていくと、次の様に変わります。


  現金   1000千円    資本金   3000千円
  売掛金  6000千円    買掛金   4000千円
  商品   2000千円    借入金   2000千円

 

 売掛債権は

  売掛金 +  商品   -   買掛金  = 差引売掛債権

  6000   2000     4000   4000千円


 利益で差引売掛債権を吸収出来ればよいけれど、そうでなければ
借入金に頼ることになります。この借入金は意外と固定します。


 次に発生する借入金は固定資産購入の時です。

 

 固定資産は2つに分けて考えなければなりません。即ち、
減価償却資産と減価しない土地のような資産です。

 

 減価償却資産の返済は減価償却費の金額と同額にします。
 減価しない資産は現金買いが理想です。何故なら、利益から
しか返済できないからです。

 

 いつも利益が発生するとは限りませんから、全額借入金の
購入は危険です。