税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

営業とは、”よく聞くこと、ただ、それだけ”

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 私が初めて、ホームページを立ち上げた時、

 

 ホームページを見て、すぐ、お客様が訪れてきました。

 ホームページはそれなりに効果を発揮したわけです。

 

 ところが、3人続けて顧問先契約に至りませんでした。

 

 私は何故か?と疑問に思って、書店へ行って参考になる本を探し、

上記の「魔法のセールストーク」という本に出会い、この本で

 

 一生懸命、セールストークを学びました。

 

 原因がわかりました。

 

 私は、お客様の考えを無視して、当事業所がいかに優れた人材と

体制で料金も良心的で、と、そのようなことを滔々とまくしたてました。

 

 この本で学んでからは、まず、お客様の考え気持ちをよく聞き、

お客様が何を望んでいるかに私の関心を集中しました。

 

 その結果、その後、15件も連続して顧問契約に成功しました。

 

 この本の中に、次のような描写があります。

 

 

100人中99人が陥る「アリ地獄」への一歩、


店員「いらっしゃいませ。ジャケットをお探しですか?」
お客「いや、ええ、まぁーーー」
店員「こちらのジャケットなんかは、とても人気があってですね」
お客「あぁそうなんですかぁ(それって、私に似合うか?)」

 このセールストークは的を外していると言います。

 ①、あなたが望んでいるものは、本当は何ですか?
 
 ②、では、これがあなたにピッタリの商品ですね。

 たったこれだけなのに、誰もが①を飛ばしてしまいます。

 これを解消する「魔法のセールストーク」として、4つのステップを
挙げます。

「ステップ1」ファースト・マジック・クエスチョンをする
  
 「今のxxに何かご不満でもおありなのですか?」
 お客様が本当に望んでいるものは何か、それを理解する。

 

「ステップ2」マインド・キー・クエスチョンを使って、より深く
要望を聞く。

 「なるほど、それで困られているわけですね。もうちょっと具体的に
 教えて貰えますか?」

「ステップ3」要望の確認プロセス。

 「お客様、分かりました。これでお客様の要望というものは全部
 でしょうか?」

 真の欲求を、全て再確認するというプロセスを終える。聞き出した
欲求全てをお客と一緒に確認する。

「ステップ4」提案という作業を終えて、クロージングに入っていく。

 セールスというものは、相手がどこまでを望んでいるのか、それを
はっきりさせることが先決だとわかります。

 そして、これはセールストークに限らず、日常、我々が常に意識しなくては
ならないことでもあると思います。