税務会計三直線

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1ドル50円で日本経済が変わる!2011年超円高が日本を襲う!

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 円はドルに対して、1ドル93円を超える円安となりました。
 米国株式も上昇が止まりません。このまま、世界は景気回復
に向うのか?と思われますが、

そこで、
「1ドル50円で日本経済が変わる!」宇野大介著
を読んでみました。

 内容を大まかに記してみると、次の通りです。

1、2008年、サブプライムショック、リーマンショックで世界金融
 バブルが弾けた。

2、各国は早急に景気後退に対応すべく、財政政策、金融緩和を実施
 した。

3、現在はその効果が出て景気が持ち直したかに見える。しかし、それは
 「緊急時の対応」であって、いずれ復調要因は剥落していく。

4、米国は特に医療制度改革が更に重い負担となる。

5、日本のバブル崩壊後の軌跡と重ね合わせると、米国のバブル崩壊
 まだ3合目の位置。これから更に悪くなる。

6、大底は2011年、その時、ドルは日本円に対して1ドル50円
 になる。

7、では、ドル崩壊、超円高になって日本はどうなるか?

8、輸出産業は壊滅するか?
 これは米国に対しての輸出という意味合いで、欧州、東南アジアに
 輸出すれば採算割れはしない。輸出先を選べば良い。

9、日本の製造業は衰退し、第一次産業回帰が起こる。

10、米国債保有の比率を落としていく。

11、ドル・円相場の影響力が低下する。円相場を気にしなくなる。

12、ブロック経済圏、東アジア共同体の成立。

13、米国が高インフレにあえぐ一方で、日本は低コストの生活を
  手に入れ、低成長、低インフレという幸せの世界が来る。

14、米国との取引は縮小する。別に使わないものが円高になっても  
  関係ない。

15、1ドル50円になっても、それは将来の時点では大してインパク
  のない前提条件に「なり変っている」可能性がある。