税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

2015年の経済の展望、何かが起こる?

あけましておめでとうございます。
 
昨年を振り返ってみるに!
 

 2013年から始まったアベノミクス

 
  第1の矢「異次元の金融緩和」
  第2の矢「機動的な財政出動
 
よって株価は上昇を開始し、
昨年はアベノミクスの効果が薄れかけた頃
第2弾の金融緩和の発表で年末に又、盛り上がり
ました。
 
色々、考え合わせると、まあまあ、の年だったと
思います。
 
株式が上昇しても一部の投資家が儲かるだけで
国民には関係ない、という人もいますが、
私はそれは違うと考えます。
 
株で利益を挙げる人がたくさんいて、その人達が
どんどんお金を使えば、だんだん景気もよくなり 
庶民の所得もやがて上がってくると考えます。
 
ただ、今のところ、アベノミクスで国民の所得が
上がったわけではありません。
 
消費税が8%になって、3%アップしたので
国民の実質所得の上がらない庶民の生活は一層苦しくなって
いる筈です。
 
一部の富裕層だけではなく国民全体の所得を
アップさせる必要があります。
 
それは政府も重々承知で、財界に賃金アップを
要請しています。
 
そういう折に消費税10%の導入はないでしょう。
 
財政再建か何か知らないが、そんなことをしたら
日本経済は滅茶苦茶になっていたことでしょう。
これを回避したのは本当に良かったと思っています。

では、
 
2015年は何が起こるのでしょうか?
 
政府は長年続くデフレを退治して2%インフレターゲット
を掲げてあくまでもこの目標達成のため引き続き
金融緩和を続けるでしょう。
 
このことによって株式は上昇し、今年中に2万円超え
を達成すると考えています。
 
ただ、デフレを克服しようとしているが、デフレに
なる要素はごろごろしています。
 
海外の要素も無視できません。
 
1、中国のバブル崩壊
2、EUの見通しも暗いものがあります。
 
 これらが日本の輸出にどの程度の影響があるのか予測
がつきません。
 
円安が続けば輸入品が高くなるわけだからインフレに
なるでしょう。
 
しかし、物の価値が上がった訳ではありません。
 
100円で買えたものが130円出さなければ買えなくなる
ということで、
お金の価値が下がっただけでしょう。定期預金の人が
一番損するということです。
 
良いことの裏には必ず悪いことが隠されているものです。
 
このまま日銀が紙幣増刷をし続ければ、やがて、金利が上昇し
国債が暴落する日が来るでしょう。
 
その日がいつか分からないが、それを避けることが出来る
かというと、
日本政府はルビコン河を渡ってしまって、もう行きつくところ
めでいくしかないと、私は考えています。
 
金融緩和が続く間いい思いをしたら素早く撤退しましょう。