税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

<配当還元方式>の計算例!

今まで、配当還元方式を適用出来る場合を何回にも
分けて説明してきました。
 
今回は具体的にどのような株価になるのか、簡単な
例を挙げて計算してみます。
 
計算式、

(その株式に係る年配当金額÷10%)×
(その株式の1株当たりの資本金額等の額)

上記の、その株式に係る年配当金額とは、

(直前期末以前2年間における配当金額の合計額÷2)/
直前期末における発行済株式数(1株当たりの資本金等の額
を50円とした場合)
 
例をだして計算してみます。
 
例、次のような内容で配当還元方式の株価はいくらになりますか?
 
A株式
 
1、直前期末の資本等の金額 1,000万円
 
2、発行済株式数     20,000株
 
3、1株当たりの資本金    500円
 
4、直前期の配当金額   1,000,000円
 
5、直前前期の配当金額    800,000円

解答
 
(1,000,000+800,000)÷2=900,000円ーーー年配当金額
 
900,000÷10,000千円/50円=4.5円
 
(4.5円/10%)×(500円/50円)=450円ーーー評価額
 
上記の算式に当てはめて計算してみました。
 
配当還元方式での株価は、450円 でした。