税務会計三直線

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「陰の極」まで回復はない? 円高84円台!

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 1995年4月の 79.75円が視野に入ってきた
感じです。
 
 95年は急騰した後、急落したので、何か、意図的な
ものを感じましたが、
 
 今回の円高はじりじりと腰を据えて上げており、例え、
一時的な小手先の下げがあっても、陰の極までいきそうです。
 
 陰の極の円高がどのくらいかと言えば、取り敢えずは79円、
75円。79円を割り込んだ後の円高は底なし、としか言えません。
 
 何故って、下値抵抗線が存在しないからです。
 
 70円かもしれないし、あるいは、50円かも知れません。
 
 最大の原因はアメリカの経済が回復していないからだと
思います。円高というよりもドル安ですね。
 
 住宅価格、新築住宅販売戸数共に、住宅はまだ、落ち続けて
おり、
 
 金融危機はまだ残ったままです。
 
 悪い経済を支える為に、国債を無限に増刷し続け、基軸通貨
であることいいことにドル紙幣を刷りまくっているという話
です。
 
 日本が発行している国債残高は約900兆円、地方債400兆円、
合計で1400兆円位あると思いますが、
 しかし、そのほとんどを日本国民が所有しています。
 
 アメリカの国債の残高は見当もつかない位巨額で、しかも、
外国に買わせたり、日本銀行に当たる機関で買い取ったりで、
 これではドルの信用低下はアメリカがどんな小手先の悪だくみ
を弄しようとも、止めることはできないでしょう。
 
 困ったことには、その影響が日本にも及ぶことです。
 
 円高が進めば、輸出企業は海外に生産拠点を移すだろうし、
日本が所有する米国債はいずれ紙くずになるでしょう。
 
 考えられないことは、紙くずになると分かっていて日本政府
がまだ米国債を買うことです。
 
 国民の税金をどぶに捨てるような行為を何故、政府はするんでしょうか?
 
 消費税を5%上げて国民に多大な苦しみを負わせ、その増収
が12.5兆円、
 
 その裏で何十兆円という血税がどぶに捨てられる!
 
 可笑しな話です。
 
 我々国民はそうした動きを監視すべきではないでしょうか!