税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

アリとキリギリス

 この一両日、米証券会社の破綻で大騒ぎですが、悪くなるときは次々と悪い事が
起こるものです。
 日本もマンション業者が何社か倒産しましたが、まだ、これから色々な悪い
ニュースが出てくると思いますよ。
 株式市場は先見性がありますから、2002年を底に上昇していく時は良いニュース
ばかりですが、2006年2月を天井に下降していく時は悪い出来事ばかりが
起こってきます。
 まだ、底を打ってませんね。
 最後はセリングクライマックスです。今回のような単発の下げではなく、
4連続陰線、25日線カイリ30%超という状況となる筈です。
 一旦は戻すけれど、年末に向かって再び下げていくと思います。

 先見性ある株式市場が天井を打って下げに入ったということは、好景気に浮かれている
ようでも、景気は曲がり角にきたという暗示ですから、経営者は気を引き締めること、
株式の現物を処分して、やがて来る不況に備えることでしょう。
 ひたすら、景気が底打ちし反転するのを待つしかないですね。

 しかし、建設関係のお客様を見ていると、軒並み売上が減少していきます。これを
どう防いだら良いかと考えると手の打ちようがないという感じです。
 良かった時に蓄えて、これで食いつなぎながら、じっと堪え忍び、春がくるのを待つ。
まるで、アリとキリギリスの寓話のようです。