オバマ大統領が救済措置を次々と打ち出し、世界各国も
必死の財政政策を繰り出した成果が出てきたのか、世界は
一応、小康状態を保っているようです。
株式も日本を始め、アメリカ、中国と上昇を開始して
います。
しかし、私の考えは、これらの現象は一時的なもので、
秋頃から再び、ドル安、株式安が始まるというものです。
平成元年に日本のバブルが弾けた後の、日本の状況を
考えれば分かります。
色々な手を打って、もう大丈夫と言いながら、不良債権
は後から後から発生し、結局、10年の歳月を要した
ことはまだ記憶に新しい筈です。
「この借金はいつになったらなくなるんじゃい」
「売上は下がる一方だし、利益は出ないし、借金なんか
返せるわけがないじゃんか」
そんなアメリカの企業の嘆きが聞こえるようです。
一度、債務超過で借金まみれの体質になると、そこから
抜けるのは至難の業です。
私のお客様を見ていても、そう思います。
行く末は倒産、自己破産の世界です。
この地獄からはい上がる会社はせいぜい2割。
今、アメリカはほとんどそんな状況でしょう。
劇的な何かが起こらない限り、この状況を変えることは
難しいのではないでしょうか。
ヨーロッパも駄目らしいし、新しく起こる何かは、或いは
日本、中国、韓国、インドといったアジアからかも知れません。
日本も大きく変わる予感があります。
わくわくしますね。