税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

TPP アメリカ化の大津波が日本に押し寄せる!

 世論が湧きおこる前に、野田首相がTPP参加に突っ走っている
印象があるが、少し、危うい感じがありますね。
 
 アメリカの目的は何か?
 
 オバマ大統領の意図は明らかでしょう。それは「輸出の倍増、失業率の減少」
です。それがアメリカの国益
 
 日本の国益は何か?
 
 橋本内閣の時の「時価会計」の押し付けを思い出します。大手の銀行が
次々に倒産した苦い経験があります。
 
 この時、何百兆円という国富がアメリカに持ち去られました。
 
 その時価会計を米国はリーマンショックの時、いとも簡単に捨てました。
 
 中国もそうですが、アメリカという国も、国益の為には何でもする国
なんだと思い知らされました。
 
 <日本は全ての物品とサービスを貿易自由化交渉のテーブルに載せる>
と発言したと米国は発表し、野田首相は言っていないという。
 
 これは米国の情報操作。全ての自由化を迫る、と私は考えています
 
 何しろ、交渉対象は21項目もあります。
 
 輸出がどうのと、それは1部のこと、
 食糧、金融、保険、マスコミ、教育、会計サービス、と、あらうる分野
アメリカ化を押し付けてくると考えます。
 
 弁護士、会計士、税理士といった世界も大きく変えられるかも知れません。
 
 仲良くすることは大事、しかし、国益はもっと大事です。
 
 米国は自分たちの売り込みのためには日本の法律の変更さえも要求してくる
かも知れません
 日本の今の政治力で米国の圧力をかわし切れるか!
 
 とにかく、野田政権がしっかり交渉してくれることを祈るのみです。