税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

財務諸表は損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の順に嘘が少なくなります(笑)

 損益計算書の嘘は果てしない程です。

 経常利益を大幅に動かすことなど朝メシ前です。

 経営者の姿勢によって変わってきます。

 

 赤字になると銀行融資が止まるから何とか
黒字にして欲しいと言われれば黒字にするし、

 

 余り利益が多いと税金が大変だから、
もっと利益を減らして欲しいと言われれば
その要望にお応えします。

 

 かといって粉飾しているわけでも
脱税しているわけでもありません。

 

 今の会計システムでは合法的にそれが
出来るのです。


 操作できる項目をピックアップして
みましょう。

  売掛金
  在庫
  貸倒損失
  人件費
  地代家賃
  減価償却
  前払費用
  未払費用
  消耗品費
  各種引当金
  評価損

 思い付くままに挙げただけでもこれだけ
あります。


 これだけの項目をプラスにもっていくか
マイナスにもっていくかでは大きく経常利益が
変わることは想像つくでしょう。

 

 このように一番操作し易いのが損益計算書です。

 

 ですから、損益計算書しか見ないで
その会社の業績や内容を評価するのは間違い
ですね。

 

 必ず、損益計算書貸借対照表キャッシュフロー計算書、
を総合的に見て判断すべきだと思いますよ。