税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

相続人間の遺産分割の相談!

 遺言書があれば遺言書に従って分割の協議を行う訳ですが、
遺留分の問題もありますから、計算の根拠である全ての資産負債
を網羅することは重要です。
 
 大まかではなく、正確に財産額を計算します。
 
 正確な計算には2つの側面があります。
 
 1つは全ての資産負債をもれなく一覧にすることです。
 分割した後から出てきたり、誰かがひそかに隠匿していたりしたら
問題です。
 
 2つ目は、正確に財産額を計算することです。
 
 預金は問題ないでしょうが、土地、建物、有価証券は正しく評価
します。
 
 もれやすい財産にも気をつけます。
 
 土地、建物、有価証券、預金がもれることはないでしょうが、
もれやすいものは、
 
 構築物、備品、未収年金、還付税金、建更の積立金、
 
 負債計上でもれやすいものは、
 
 未払い税金、未払い医療費、それから、葬式費用も計上します。
 
 3年内の贈与財産を、預金通帳を詳細に調べて見落とさない
ようにします。
 
 土地は<小規模宅地の特例>の計算前の金額で協議します。