税務会計三直線

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非上場株式の評価  具体例

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 前回は面白くもない財産評価基本通達の内容を
説明しましたが、
 
 今日は具体例を出して、実際の計算と評価明細書
の記入例をお見せしましょう。

例、

 A株式会社は社長である山本太郎が100%株式を
所有する同族会社である。
 
 山本太郎の死亡により、子供の山本一郎が全株を
相続した。

1、取引相場のない株式
 
      中会社の小
 
      Lの割合  0.60
 
2、1株当たりの類似業種比準価額      3,000円
 
3、1株当たりの純資産価額(相続税評価額) 5,000円

解答

 評価額の計算

 2と3のどちらか低い金額ーーーー3,000円
    3,000円<5,000円
 
 3,000円×0.6+5,000円×(1-0.6)=3,800円

 * 1株当たりの価額    3,800円
 
 
 この計算例を第3表の計算明細書に記入したのが、少し
見にくいですが、上の写真です。
 
 明細書に記入すると簡単でしょう。