税務会計三直線

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非上場株式の評価、類似業種比準価額の計算

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 非上場株式は会社の規模によって評価の方法が変わり、
 
 評価の方法は、類似業種比準価額1株当たりの純資産価額
とによって評価する、という説明を前回しました。
 
 さて、そこで、類似業種比準価額とは何か、純資産価額は
どのように計算するのか、という問題に入っていくことになります。
 
 最初に、類似業種比準価額の説明から入ります。
 
 
 類似業種比準価額とは、その会社が所属する業種の平均株価
を、非上場株式向けにアレンジしたものです。
 
 上の写真を見て下さい。
 
 一寸見難くてごめんなさい。
 
 最初に、類似業種の株価を計算します。
 
 相続開始前3カ月間の株価と前年平均株価の4つの株価の内、
最も低い金額を選び、これを類似業種の株価(A)とします。
 
 この株価は国税庁が常に発表している「業種目別株価表」で
簡単に見ることができます。
 
 その類似業種の株価に一定の算式を乗じて1株(50円)
当たりの比準価額を算出します。
 
 何を乗じるかというと、
 
1株(50円)当たり   1株(50円)当たりの   1株(50円)当たりの
の年配当金額    + 年利益金額     + 純資産価額
 
の合計額を類似業種の株価に乗じて調整します。
 
 言葉で説明すると分かりにくいですね。