広大地の判定は次回に説明しますが、
広大地評価は市街化区域の三大都市圏では500㎡以上です。
東京都下では500㎡以上と言っても路線価が安い場所
だと、広大地評価による減税より鑑定士の先生に
お支払いする報酬の方が高くつく場合もあります。
やむなく、「つぶれ地」を1回だけ自分で計算した事があります。
敷地の真ん中に6mの道路を作って、自宅の周りを
1.5m巾の枠で囲って、
敷地内に近隣の宅地の平均的な広さの宅地の図面を引いて
つぶれ地を計算しました。
ひやひやしましたが、そのまま通ってしまいました。
但し、改正前の話です。
現在は平成16年の改正後、簡単な計算式になりました。
例を挙げて計算してみましょう。
縦 | 地積 | ||
A | |||
40m | 1200㎡ | ||
150D | |||
横 | 30m | ||
B | 100D | ||
1、広大地補正率の計算
地積
0.6-0.05×1200/1000=0.54
2、正面路線価
Aの方が高いのでAが正面路線価となります。
3、評価額
正面路線価 広大地補正率 地積 評価額
150,000×0.54×1200㎡=97,200,000円
簡単に評価額が算出されました。
通常計算の評価額は算式を省略しますが、
179,712,000円になります。
通常計算値と比べて低い方ですから、
97,200,000円が評価額になります。
広大地と判定されれば随分評価額が下がりますね。