税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

「表面利回り」について, 財産形成 マンション投資 その2

 新築マンションは新しくて気持ちが良いけれど、利回りという

点では大変不利です。

 最低でも7%以上の利回りがないと、借入金を返済して手元に

お金が残りません。

 従って、どうしても中古物件を狙うことになります。


 マンションの価格は1年で20%減、10年で40%減、15年

で50%減、20年で55%減と言われています。

 築15年のマンションを1200万円で買ったとすると、その

マンションは新築の時は2400万円だったことになります。

 しかし、新築でも中古でも、家賃は変わりません。新築は利回り

が半分になるわけです。


 中古物件を買うメリットは沢山あります。

 価格的なメリットは勿論ありますが、その他に、

 入居者や管理の状況がよく分かります。

ですから、入居者を選ぶことができます。色々な設備

を入念にチェックできます。


 投入した自己資金は最低でも10年で回収したいと思います。

 出来れば7年以内でありたいですね。

 自己資金を7年で回収する為には利回りが10%必要です。


平成20年現在のマンション相場は高値。

 3,4年前は利回り10%を超える物件がかなりありましたが、

中古マンション価格も上昇して現在は皆無と言っていいでしょう。

 こういう状況で10%以上の利回りの物件は何かいわくつき

ですから、手を出さないほうが賢明です。

 株式と同じようにマンション相場も上下してますから、又、利回り

10%という物件が出始めるまでじっと待ちます。


家賃月12万円以上は避けた方が良い。

 月12万円以上だすなら買ったほうがいい、と普通のサラリーマン

は考えるようです。

 それは何を意味するかと言うと、需要が急激に減るということです。

 マンション投資で一番つらいのは空室になることです。溜まった家賃

は後で回収できますが、空室の時の家賃は永久に失われたままです。


 ですから、借り手の多い5~10万円の範囲の家賃の物件を狙い

ます。

 そして、利回りの上でもその方が良いのです。