税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

時代の流れを読む その2

 大資本の進出、即ち、スーパー、コンビニです。

 一番影響を受けたのは酒店、米店ではないでしょうか?

 何しろ、ビールの利幅は20%位しかないのに、スーパー
で2割引きで売られているのですから。

 酒の小売店の売値がスーパーの仕入れ値ですから、
これでは敵うわけがありません。

 同様に、私の事務所の顧問先で売上が激減していった
のが、電器店、薬局、パン屋、そして、酒店、米店等
です。

 その他では、素材や新技術の開発で需要がなくなって
いった、熱処理業、メッキ業。

 熱処理は新しい素材の開発でだんだん熱処理の必要が
なくなってきたこと、メッキはシアンを使うことから、
高額な設備がかかり、小企業ではやっていけなくなった
ことによります。

 下請け企業で、親会社が地方に工場を移したり、海外
に生産拠点を移し、仕事がなくなるケースもあります。


 売上を上げる、というテーマですが、会計事務所が
いくら数字上のアドバイスをしても、需要がなくなって
しまうものには抗しようがありません。