税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

資金繰りに追われる会社は営業成績が落ちていきます!

資金繰りに追われて、経営者が飛び回っていれば、当然作業時間が

減少します。時間が足りなくなって売上は落ちる一方。又、お金が足りないから

飛び回る、という悪循環に陥ります。

 

 先は見えてますね。倒産です。

 

 資金繰りが苦しくなる原因は色々あります。

 

  1.赤字経営

 

     赤字経営が続けば、借入をしたり手形を発行したりと、目先をしのいで

    いても、預金残高はじりじり減少します。その内、身動きが取れなくなる

    日がきます。赤字経営を脱却する必要があるのは当然です。

 

  2. 返済過多

 

      借入金を返済する原資は税引き後利益と減価償却費の合計です。

     その合計金額を超えて返済すると、いずれ資金が詰まります。

      返済金額の設定を計画しなおす必要があります。

 

   3.売掛金回収が悪い

 

      売掛金はどんどん回収しないと貸し倒れる危険があります。又、

     預金減少を招き、結局借入金の増加の原因になります。

      売掛金の回収は早いほど良いということです。

 

   4.過剰在庫

 

      売掛金と同じです。過剰在庫は不良品の発生、資金繰りの悪化を

     招きます。在庫管理は会社の生命線と言えるかも知れません。

 

   5.固定資産投資の過大

 

      固定資産に過大投資すると、資金の固定化を引き起こし、資金繰り

     が悪化します。特に、減価償却費の発生しない土地投資は危険です。

     土地投資は税引き後利益でしか返済できません。

 

      よく、固定資産投資して資金繰りに詰まり、倒産するケースを見受け

     ます。土地は溜め込んだ現金で買う位でないとあぶないですね