税務会計三直線

税務、会計、経営について主に書いていきます。

貴金属、書画、骨とう品、その他の財産の評価!


 今までに挙げた財産の他に、下に掲げる財産を計上
し忘れるので、列挙しておきます。

 ①、貴金属、書画、骨とう品
 ②、ゴルフ会員権
 ③、著作権
 ④、未収入金、貸付金
 ⑤、家計用財産一式


①、貴金属、書画、骨とう品

  これらの評価は専門家の鑑定人に評価してもらいます。

②、ゴルフ会員権

 会員権は、取引相場のある会員権と、取引相場の
ない会員権とあります。

 a,取引相場のある会員権の評価の算式は、

  通常の取引価格×70%+預託金の額=評価額

 b、取引相場のない会員権

   取引相場のない会員権の評価は複雑です。
  会員権の会社に相談されるのが一番確実
  です。

   少なくとも、

   預託金の額=評価額

   となります。

③、著作権

   アニメや作曲、小説等の著作権の評価の算式は、、

 3年間の年平均     *
 の印税収入  ×0.5×評価倍率=評価額


  *評価倍率とは、
   
   印税収入期間に応ずる年利率による複利年金現価率

   難しいのは、印税収入期間の決め方でしょう。
  そのアニメの収入が何年続くのか判断しなければ
  なりません。


   複利年金現価率は国税庁に一覧表があります。


  いずれにしても、貴金属等、ゴルフ会員権、著作権
 は、その道の専門家の判断を仰ぐのが一番です。


④、未収入金、貸付金

  未収入金は、相続開始後の預金通帳にほとんど
 振り込まれています。

  例えば、生前に還付請求した還付税金などです。

⑤、家庭用財産一式

   ご家庭にある家財等はほとんど中古で売却不可能
  なものばかりでしょうから、まとめて50万円も
  計上すれば良いでしょう。